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本当に必要? どうしておこなうの?
知っておきたい居室内の点検・メンテナンスの豆知識

マンションでは日頃からたくさんの点検やメンテナンスがおこなわれています。
特に、立ち会いが必要な場合は面倒に思ったり、時間が割かれることに負担を感じたりするかもしれません。その必要性や重要度を、居室内の点検・メンテナンスを中心に解説します。

点検・メンテナンスはマンションの維持管理に欠かせないもの

居室内でおこなわれる消防設備点検、電気・ガスの保安点検は、法律で定められている法定点検です。消防設備点検は管理組合主体、電気・ガスの保安点検は個人主体でおこなうという違いはありますが、いずれも機器の異常を見つけてもらえ、火災から自分や家族の身を守ることにつながるので おろそかにはできない点検内容です。
居室内でおこなうメンテナンス、雑排水管清掃も、マンションの排水設備の維持には欠かせません。こちらは管理組合主体で組合費により実施されていますが、排水が詰まってから緊急で修理を頼むのは高額になるので、むしろ利用しない手はないメンテナンスになります。
点検もメンテナンスも、協力する人が増えるほどマンションが適切に維持されていくことにつながります。立ち会う時間の優先順位をアップして、この先の安全で快適な暮らしを手に入れましょう。

立ち合いが必要な主な点検・メンテナンスはコレ!

消防設備点検

もっとも頻繁に立ち会いが必要なのが消防設備点検。一度火災が発生すると大規模な被害に発展する可能性があるため、頻度も多く重要な点検になっています。主に確認するのは天井に設置されている感知器。また、避難はしごがある居室ははしごの動作確認がおこなわれることがあります。まれに、自動試験付き感知器など消防設備の種類により、入室が不要になることもあります。

point!!

感知器がどこに付いているか確認を。ウォークインクローゼットの中や押入れにも付いている可能性があるので、くまなく確認しスムーズに点検できるよう、物をどかしておくなどスペースを作っておきましょう。

種類

法定点検

日時変更

頻度

立ち合いが必要な点検は年1回

所要時間

5〜10分

主な立ち入りポイント

感知器のある場所すべて、避難はしごがある場合はベランダ

電気・ガスの保安点検

電気、ガスともに法律で定められている定期点検です。電気の点検は、漏電調査や分電盤の調査のほか、安全な電気の使用方法などのアドバイスが受けられます。ガスの点検は、居室外のガスメーターや居室内のガス器具周りのガス漏れなどの調査が中心になります。ちなみに、電気・ガスの保安点検を装った詐欺の手口がありますが、正式な保安点検では設備の販売をすることはありません。金銭を要求されても支払わないように気をつけましょう。

point!!

居室内の電気の保安点検は任意ですが設備の不具合を見つけてもらえるので、安心のためにぜひ受けておきましょう。

種類

法定点検(個人で実施)

日時変更

△ 可能な場合もあり

頻度

4年に1回以上

所要時間

10〜20分

主な立ち入りポイント

電気保安点検は分電盤周辺、ガス設備点検はキッチンが中心

雑排水管清掃

排水に混じる油汚れや毛髪、洗剤などの混入物は、いずれ凝固し詰まりや悪臭、虫の発生の原因になります。これを解消するために必要なのが雑排水管清掃です。清掃を受けずにいると、洗濯機下やバスルームなどの排水管が詰まり階下に漏水し、多額の損害賠償問題に発展してしまうケースもあります。漏水トラブルを起こさないためにも、雑排水管清掃は毎回必ず受けておきましょう。

point!!

重いものは100kgもの重量があるドラム式洗濯機は移動が困難なため、防水パンと洗濯機の間に隙間がないと清掃できません。嵩上げ台で隙間を作り、雑排水管清掃が受けられるようにしておくのがおすすめです。

種類

任意メンテナンス(管理組合主体で実施)

日時変更

頻度

管理組合により決定(1年に1回程度)

所要時間

15〜30分

主な立ち入りポイント

キッチン、洗面所、バスルーム、洗濯機置場などトイレ以外の水回り

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