理事長×防災担当理事×所長「マンション管理術」対談
vol.05 管理会社の変更(リプレイス)編
- 我々の意向を理解して
適切にサポートしていただけるパートナーに
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第13期理事長 パークスクエアさいたま新都心
第13期防災担当理事 パークスクエアさいたま新都心
パークスクエアさいたま新都心所長 レーベンコミュニティ
INTRODUCTION
パークスクエアさいたま新都心(埼玉県さいたま市中央区)は、498戸の大規模マンション。竣工当初から13年間管理をしていた管理会社からレーベンコミュニティに管理会社を変更しました。
理事会が望むサポートを求めて管理会社の変更を決意
- インタビュアー・小久保沙織さん(以下 小久保氏):
- 管理会社の変更を考えられたきっかけを教えてください。
- 理事長
- 管理会社変更のきっかけは、管理委託費の値上げを要求されたことです。
498世帯が居住しているマンションなので、理事会の課題も少なくありません。本来であれば管理会社にサポートいただき理事会の負担を軽減していただけることが理想ですが、当時は理事会が望むようなサポートが受けられず、かなり苦労している状況だったようです。
そんな中、管理会社からの管理委託費の値上げ要求があり受け入れることができず、前期の理事会から管理会社の変更を含めて検討することを引き継ぐ形となりました。
私は理事長になるまで管理組合の業務に対してあまり積極的に関心を持っているほうではなく、前期理事長から管理会社を変更することも視野にいれて検討する必要があると引継ぎを受けた時は、問題意識を共有できておらず、あまり実感が沸いておりませんでした。
理事長になった時点では一住民として公平な状態で、むしろ管理会社を変更することに消極的なくらいでしたが、理事会を重ねていくうちに少しずつではありますが、自分でも管理会社の理事会サポート業務に対する疑問点が多くなり問題意識を共有できるようになりました。
- 防災担当理事
- 他の理事会の皆さんも理事長と同じような状況だったと思います。理事役員を務めないと管理会社との接点が少ないため、管理会社がどのように理事会をサポートしているのかも分からず、問題意識を持つことは難しいと思います。
理事の皆さんも理事会を重ねていくうちに少しづつ疑問を持ち始め、レーベンコミュニティさんが管理しているマンションを見学することをきっかけに明確な問題点としてとらえることができました。
- 小久保氏
- 管理会社の変更はスムーズにいきましたか。
- 理事長
- 一番苦労したことは、組合員の皆様と問題意識を共有することでした。私自身がそうであったように、理事役員を経験されていない方々が同じような問題意識を持つことは難しいと思いましたので、我々が考えていることと客観的な事実を踏まえて、数回にわたり「理事会通信」という形で状況をお伝えして参りました。「理事会通信」では、進捗状況の報告と今後の進め方について組合員の皆様にアンケートを取りながら、皆様の総意として管理会社の検討を進めていくように心がけました。
- 防災担当理事
- 十数年の実績と根強いブランド志向などから、管理会社を変更することに反対される方々もいらっしゃいましたが、私としては、圧倒的な提案力の差を感じていましたので、自信を持ってレーベンコミュニティさんをおすすめすることができました。
理事会の時間が大幅に短縮、負担軽減を実現
- 小久保氏
- レーベンコミュニティに変更して改善されたことを教えてください。
- 理事長
- まずは、理事会からの課題や依頼事項に対するスピードが格段に上がったと思います。
以前は、理事会からの依頼事項の報告は次の理事会でされていました。全く進んでいないこともあり、理事長としてはストレスを感じておりました。
レーベンコミュニティさんになってからは、依頼事項の進捗状況が適時共有メール等で進捗報告されますし、依頼事項に加えてアドバイスやご提案もいただけるので、次回の理事会時には十分な検討材料をもって審議することが可能でした。
お陰様で理事会の時間も大幅に短縮され、理事の負担軽減にもつながっています。
- 所長
- ありがとうございます。前の管理会社への不満の一つに、理事会様から依頼事項への対応が遅いことと、理事会様の意向に沿っていないことがあるとお伺いしておりましたので、スピードを重視するとともに理事会様の意向に沿った内容であるかどうか、また管理会社としてのアドバイスを加えてご報告することを意識して業務を行わせていただいております。
- 理事長
- 前の管理会社は「私どもに任せてください」という感じが強かったため、相談や質問がしにくい雰囲気があり腑に落ちず課題が進むことが多かったのですが、レーベンコミュニティさんは私どもの立場に立って丁寧に説明していただけますし、あえて相談していただけますので課題に対する理解が深まりました。
- 防災担当理事
- 住民アンケートで以前はマネージャー(管理員)の対応やコンシェルジュの対応についてもご意見がありましたが、今はこちらも改善されてきたように一住民として感じています。
- 所長
- ありがとうございます。私がマンションに常駐しておりますので、マネージャーやコンシェルジュの対応についても、日常的に確認・指導することが可能となっております。情報共有を密にする体制を整えております。
- 理事長
- レーベンコミュニティさんからの提案で、インターネットの業者変更も行いました。通信速度が改善された上に管理組合の支出削減にもつながっております。
- 防災担当理事
- レーベンコミュニティさんになってから、「理事会通信」を全組合員に年数回配布されるようになりました。理事会で話し合われている内容や組合員に対するお知らせが分かり易くまとまっているので、毎回楽しみに拝見しております。
- 理事長
- 年2回、無料で行われている不用品回収も評判良いですね。
- 所長
- ありがとうございます。今後とも皆様に喜ばれることは積極的に取り入れていきたいと思います。
コンシェルジュでお受けするコピーサービス(10枚/月まで無料)も皆様からご好評いただいております。
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パークスクエアさいたま新都心
第13期理事長
- 第13期の1年間理事長を務める。就任当初は特に管理会社に対する不満はなかったが、前期理事会から管理会社の検討を引き継がれたため、真摯に課題に向き合い、持ち前のリーダーシップを発揮し管理会社変更を実現した。
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パークスクエアさいたま新都心
第13期防災担当理事
- 第13期の1年間防災担当理事を務める。マンション管理の良し悪しに「ブランド」は関係ないという信念を持ち、各管理会社の「提案力」に焦点をおいてパートナー探しに尽力した。
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レーベンコミュニティ
パークスクエアさいたま新都心所長
- これまでの大規模物件の常駐管理経験を活かし、パークスクエアさいたま新都心では責任者としてフロント業務を行っている。
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インタビュアー 小久保沙織さん
- 女性の悩みに寄り添うサロンとして、ヨガ・リンパマッサージ・発酵スクール(unico)代表を務める。
二児の母であり、お子さんやママ向けのレッスンを幅広く活躍している。
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